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ブログ 【一水四見(いっすいしけん)】

塗装は膜厚 塗布量が絶対

メーカーが示す耐候性を求めるなら、絶対に守らなくてはいけないことは、『膜厚=塗布量』だ。
しかし、これが中々難しい。世の中で当たり前に言われている下塗1回、上塗2回。それぞれにのせなくてはならない塗布量がある。間違ってはいけないのは下塗は1回塗れば良いのではない。あくまでものせなくてはならない塗布量をちゃんと塗布できているのかということだ。当然、のせなくてはならない塗布量に満たない場合は、もう一度塗る必要がある。

上塗も同じで1回でのせなくてはならない塗布量に満たなければ、満たされるまで塗布しなくてはならない。

実際、ほとんどの塗装業者がメーカーの示す塗布量をのせられる職人はみたことがない。自信満々に『俺はちゃんと塗布量をのせられる』という人間もいたが、結果的に調べると1回でのせなくてはならない塗布量を塗布できていない。

だから、メーカーは下塗1回、上塗2回と仕様を組んでいるが、実際は、下塗2回、上塗3回塗らないとメーカーの示す塗布量を塗布することは難しい。

従って、メーカーの示す塗り回数などはまったくあてにならない。守るべきものは、のせなくてはならない塗布量なんだ。

塗布量が足りないまま仕上げて良しとしたら、それは間違いなく施工不備だ。
膜厚が薄ければ、チョーキング現象が早めに起きたりと本来の望む耐候性は望めない。
 
ちゃんとした塗装業者なら、現在、自分が1㎡あたりどのくらい塗料をのせているのか?瞬時にわかるはずだ。 

仕切りに塗り回数ばかりを気にする塗装業者がいる。
『うちはちゃんと3回塗りしてますから、安心ですよ。』と。
3回塗っても、メーカーの示す塗布量がのってなければ意味がないんだ。

施工をお願いする前に、塗装業者に塗布量の確認をしてください。

下塗1回の塗布量はどのくらいで。
上塗1回目の塗布量、上塗2回目の塗布量をちゃんと聞いて確認してください。

実際、吸い込みのある下地と吸い込みのない下地では1回ののせなくてはならない塗布量は違ってきますからカタログに記載された塗布量を答える塗装業者は胡散臭いと思ってよい。



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