1. HOME >
  2. ブログ 【一水四見(いっすいしけん)】 >
  3. 塗料メーカーと職人 これが真実

ブログ 【一水四見(いっすいしけん)】

塗料メーカーと職人 これが真実

どの塗料メーカーの何の塗料を使えば良いのか?

実に迷う。なぜなら、正しい答えがないからなんだ。 

どのメーカーも俺から言わせたらメリットもあれば、デメリットも同じようにある。一般的に知られている塗料メーカーからベンチャー企業の塗料メーカーもたくさんある。

最近、良く耳にする断熱塗料の『ガイナ』などはまさにベンチャー企業から広まった塗料と言える。発売当初は、塗料販売店はまったく相手にもしなかった。それは、今でも同じであざといPRが胡散臭いからだった。
塗料販売店が相手にしないから、売り方を替えて、塗り替え専門店として施工を請けている塗装業者に直接PRを始めた。
他にはないオリジナル塗料としての魅力をよりあざとくPRしまくった。
そのPRが良い結果を売り、塗り替え専門店の塗料業者の中で爆発的に広まった。

塗料販売店から言わせたら利益になる商品ではあるが、値段と中身があまりにも違い過ぎるのと。過剰なPRのわりに、そんなに良い塗料だとはとても思えないので、俺は数回、施工したことがあるが、それ以降はガイナの話が出ても、他のメーカーの似たような性能の塗料に話をすり替えてゆく。

ここでは語られない問題点はガイナにはあるし、洗脳された塗装職人にはわからない真実があの塗料には隠されている。
 
どんな塗料を使っても、それは施工する塗装職人の自由だ。外野がとやかく言う必要はない。

ただ、自分たちの技術や知識の低さを棚にあげて、何か不具合があれば全て塗料メーカーのせいにするなよってことさ。

塗装工事の色間違い以外の不具合は、99%が塗装職人の技術不足、知識不足による過失なんだよ。

偉そうに鬼の首をとったつもりで塗料メーカーを呼び出したところで、墓穴を掘るだけの話しだ。

そんな未熟さで塗料の良し悪しを感情論で決めつけ、『お前らの塗料は質が悪い』などと逆キレされても。

どの塗料をお客様に薦めれば良いか?

そんなことを考える前に、どのように真剣に塗料、塗装と向き合えば良いのか?

しっかりと考えるのが先じゃないのか?

今のやり方なら、どのメーカーのどんな樹脂を使っても結果は同じ。高性能の塗料を使おうが低価格の塗料を使おうが結果は変わらない。

塗装業者としての精神が腐って錆び付いている状態ならどんな塗料を施工しようがメーカーの望む塗料の性能は期待できない。

コアになる部分をしっかり高めていかないといずれ塗装業界は崩壊する。

すでに、塗装業者でない者に塗装の技術や知識を教え込み、塗装クリエイターとして育成をしている。もう、ペンキ屋や塗装屋と呼ばれた古い人種は淘汰され、新しい形の塗装を主体に施工をするスペシャリストが誕生してゆくだろう。



コメント
name.. :記憶
e-mail.. (必須)
url.. (必須)

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):