ブログ【一水四見(いっすいしけん)】

随喜の仏

2021年01月02日

因果の道理を眩ましてはならない。

今、起こってる現実は、過去、過去世の因縁生起によるもの。

そこから目をそらさず、自業自得だと素直に認めて、善業を繰り返し行い、徳をを積む以外、現実を良い方向に帰ることはできない。

どんなに大切な人で、その人が幸せになるように祈っても、その大切な人が、因果を眩まして生きていたなら何も変わらない。

しかし、その大切な人が因果を眩まさず、因果を認めて善業を成し続けたなら、僕の随喜の善がその人の運命を変える手助けになるはずだ。

仏の教えとは因果を眩まさず、忘己利他の精神で善業を行うことである。

運命は全て因果律によって定められている。過去は変えられないが、未來は変えられる。
未來は自分の行いひとつひとつの積み重ねで変わる。

僕は、因果を眩まさず、因果を受け入れて苦しみと闘う者のために、随喜の善を送り続ける。

僕は我欲を捨てて、仏と向き合うために昨年は美術作品、唯心仏をほとんど作らなかった。

まだ、我欲から離脱することは出来てない。まだ、まだ、我欲まみれの凡夫だ。

でも、それでも大切な人の運命を変えれないけど変えれるような随喜の仏を作りたい。

自分のためではない。
大切な人のために僕は作りたい。

唯心造仏師として、随喜の仏を作りたい。

それが僕のこの世で生かされてる役目だ。

| 19:35

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