塗装回数のトリックに騙されるな！

塗装で良く耳にするのが、下塗1回　上塗2回などの回数。

まあ、プロの塗装業者なら当然わかっていると思うが、塗る回数は必ずしも正しくない。

塗装で大切なことは、回数ではなく塗布量なんだ。1㎡あたりどれだけの重さの塗料を塗るか。これが重要なのだ。

実際、1㎡あたり0.12㎏の塗布量の場合、0.12㎏を容器に入れて1㎡を塗装して見る。結果、どのくらい余るのか？足りないのか？で自分の塗り方が正しいのか？が判断できる。
余っていたなら、それは規定の塗布量に達していないのだから、使い切るまでもう一度塗る必要がある。

吸い込み有無で塗布量も変わってくるので必ずしも1回の塗装でメーカーの示す塗布量にはならないのが現状。

比較的、メーカーの示す塗布量は1㎡あたり塗料がのっていないケースが多い。　

メーカーの示す塗布量をのせていなければ、当然膜厚も薄いはずなので、本来のと塗膜の性能は発揮できない。

したがって、塗装をする時一番気をつけなくてはいけないのは回数ではなく、塗布量だ。

のせるべき塗布量がの1回塗りでのせられないなら、もう一度塗るべきだ。

下塗は1回塗りでなくてはいけないなんてどこにも書いてないし、誰も言ってない。

吸い込みが激しい場合は2回から3回塗ることもあるし、上塗りも無理やり2回塗りで仕上げなくてはいけないなんて誰も言ってない。

ダメな塗装業者の幻想だ。

実際、規定の塗布量を1回でのせられる職人は見たことがない。　　

したがって、下塗は、1回から2回塗りぐらいで、上塗は、2回から3回塗りなんだな。

塗布量を意識して、塗料は余らせない。計算があっているなら、塗料があまるわけがない。規定の塗布量が塗られていないからあまる訳さ。

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ブログ【一水四見(いっすいしけん)】